Android13 不具合/トラブル まとめ 対処法と対応修正状況

各メーカーAndroidスマートフォンにもAndroid13バージョンアップが多く提供されるようになりました。メジャーなアプリほぼ対応も終わり利用者が増えてきたと思われます。
しかしOSバージョンアップが行われると、今まで問題なく利用できていた事ができなくなったり、不具合も報告されるようになります。Android13発表直後(2022年8月)よりも利用者が増えてきた時期に多くみ見られる事から、今回もAndroid13に関連したトラブルや不具合をまとめ、対策や対処法を紹介していきます。

・Google
Pixel 4、Pixel 4a、Pixel 4a (5G)、Pixel 5、Pixel 5a、Pixel 6、Pixel 6 Pro、Pixel 6a
・Samsung
Galaxy S20 5G、Galaxy S20+ 5G、Galaxy Note20 Ultra 5G、Galaxy A51 5G、Galaxy S21 5G、Galaxy S21 5G Olympic Games Edition、Galaxy S21 Ultra 5G、Galaxy A52 5G、Galaxy Z Flip3 5G、Galaxy Z Fold3 5G、Galaxy A22 5G、Galaxy S22、Galaxy S22 Ultra、Galaxy A53 5G、Galaxy Z Flip4、Galaxy Z Fold4、Galaxy A23 5G
・SONY
Xperia 1 III、Xperia 10 III、Xperia Ace II、Xperia 5 III、Xperia 1 IV、Xperia 10 IV、Xperia Ace III、Xperia 5 IV
・SHARP
AQUOS sense5G、AQUOS R6、AQUOS sense6、AQUOS wish2、AQUOS R7、AQUOS sense7
・富士通
arrows Be4 Plus、arrows We、arrows N
・docomo
dtab d-51C(シャープ製)、dtab Compact d-52C(レノボ製)、あんしんスマホ KY-51B(京セラ製)
※同機種でも取り扱いキャリア(docomo、au、SoftBank、楽天など)によってバージョンアップ提供状況異なる場合があります。
Android端末は端末メーカーや通信キャリアによって設定項目がカスタマイズされていたり、制限されていたりします。
純正AndroidのGooglePixel端末画面で解説しますが、メーカーによって表記が違う場合は()内に記載します。
目次

アプリ

OSがバージョンアップするという事はスマートフォンを動作させる基本システムが変わるという事なので、Android13にバージョンアップ後は必ずインストール済みアプリをすべて最新バージョンにアップデートしてください。何らかのトラブルや不具合がある場合はアプリが旧バージョンのままという可能性があります。
また、普段使っていないアプリも他のアプリと連携して動いている場合があるのでアップデートをしましょう。

アプリアップデート方法

■[Playストア]を開き右上の[アカウントアイコン]をタップします

■[アプリとデバイスの管理]>[すべて更新]をタップします。

Wi-Fi

バージョンアップ後もWi-Fiは特に設定は必要ありませんが、接続できない、接続していても通信できない。または自動接続されなくなった場合は以下の対策を順に試みてください。

①接続設定をやり直す

利用していたWi-Fiネットワーク設定を一旦消去し再接続設定します。

■[設定]>[ネットワークとインターネット(接続)]>[インターネット(Wi-Fi)]を開き、接続していたSSID右の[歯車マーク]>[削除]をタップします。

■再度接続していた[SSID]をタップしてパスワード(暗号化キー)を入力し[接続]をタップします。
接続方法はパスワードのほかにQRコード読み取りやAOSS(バッファロー)でも構いません。WPS(プッシュボタン方式)は現在のAndroidでは利用できません。

②機内モード

機内モードを一旦ONにする事でネットワーク設定がリフレッシュされます。

■[設定]>[ネットワークとインターネット(接続)]を開き、[機内モード]をONにして1分ほど待ちます。その後OFFにして①接続設定をやり直すを行ってください。

③Wi-Fiルーターの再起動

Wi-Fiルーターを再起動します。新しいバージョンのスマートフォンにWi-FiルーターからIPアドレスが正しく払い出されない場合に効果的です。

■Wi-Fiルーターの電源プラグを外して1分ほど時間を空けて差し直してください。
Wi-Fiルーターをブリッジモード(アクセスポイントモード)で使用している場合はさらに上流にあるルーターも一緒に再起動します。
その場合は上流にあるルーターの電源を入れ直して2〜3分後にスマホが接続するWi-Fiルーターを電源入れてください。

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④「ランダムMACを使用」を「デバイスのMAC使用」に変更

Android10以降では「ランダムのMACを使用」がデフォルト設定となっていますが、Android12以降からMACのランダム化の挙動が変わっています。
自宅以外のWi-Fiはセキュリティ上「ランダムのMAC」が望ましいです。

■[設定]>[ネットワークとインターネット(接続)]>[インターネット(Wi-Fi)]を開き、接続できないSSIDをロングタップし[変更]>プライバシーの項目を「ランダムMACを使用(デフォルト)」を「デバイスのMACを使用」に変更し[保存]

⑤Wi-Fi関連アプリを削除または停止する

インストールしているアプリの中で「Wi-Fi」と名のつくアプリを削除または停止します。そのアプリがAndroid13にまだ未対応の場合、Wi-Fi接続に影響している可能性があります。Wi-Fi関連のセキュリティアプリや公衆Wi-Fi接続アプリなどがあります。

⑥ネットワーク設定のリセット

リセットする事でネットワーク設定を初期状態に戻します。
ネットワーク設定のリセットとはWi-Fi、Bluetooth、モバイルネットワークを初期状態に戻します。下記の注意点を確認し行ってください。
・Bluetoothのペアリング設定も削除されるので再ペアリングが必要です。再ペアリング方法は以下のBluetoothの項目参照
・通信キャリア販売端末で他社のSIMやサブブランドを利用している場合はAPN設定が必要な場合があります。例 SoftBankで買ったスマホでahamo利用など

■[設定]>[システム]>[リセットオプション]>[Wi-Fi、モバイル、Bluetoothをリセット(ネットワーク設定をリセット)]>[設定をリセット]をタップします。
Galaxyの場合 [設定]>[一般管理]>[リセット]>[ネットワーク設定をリセット] 「ダウンロードされたeSIMを消去」はチェックが外れている事を確認してください。

設定をリセット後に①のWi-Fi接続設定をやり直してください。

⑦Wi-Fiセキュリティ設定を下げる

最近発売されているWi-FiルーターはWi-Fiセキュリティ(暗号化モード)がWPA3で利用できるものが主流になってきています。WPA3は今までのWPA2より強力なWi-Fiセキュリティですが、AndroidだけでなくiPhoneやiPadでも相性により接続が安定しない場合が確認されています。
一部のWi-FiルーターはWPA3が初期状態で設定されている機器があるので、その場合はWi-FiセキュリティをWPA2に下げると安定する可能性があります。

Wi-Fiルーターメーカーごとに暗号化モードの表記が異なるため以下を参考に変更してください。

・NEC(Aterm)
WPA3-SAE(AES)→WPA2-PSK(AES)
WPA2-PSK(AES) /WPA3-SAE(AES)→WPA2-PSK(AES)
・バッファロー、エレコム
WPA3 Personal→WPA2 Personal
WPA2/WPA3 Personal→WPA2 Personal
・アイオーデータ
WPA3(AES)→WPA2(AES)
WPA2/WPA3(AES)→WPA2(AES)
設定方法は各社方法が異なるのでWi-Fiルーターメーカーヘルプページ参照するかサポートに問い合わせてください。

⑧VPNをOFFにする

VPNアプリを利用している場合は、VPNをOFFまたは無効にしてWi-Fi接続で通信できるか試してください。
インターネット通信できるようであれば使っているVPNアプリがAndroid13未対応など影響している事が考えられます。

Galaxyの場合

Galaxy端末にはSamsungオリジナルの「Intelligent Wi-Fi」が搭載されています。この機能はWi-Fiや通信がスムーズに遅延なく利用できるようにスマホが学習、判断をして設定や挙動を変化させる機能です。
この機能が悪影響を及ぼしている場合もあるので以下の項目をOFFにして試してください。

■[設定]>[接続]>[Wi-Fi]>[︙]>[Intelligent Wi-Fi]を開き以下の項目をOFFにします。
・モバイルデータに切り替え
・より最適なWi-Fiネットワークに切り替え
・自動的にWi-FiのON/OFFを切り替え
・Wi-Fi省電力モード

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モバイルデータ通信が圏外になる、不安定

外出時などにモバイル通信が圏外または不安定になる事象について対処方法を紹介します

①機内モード→再起動

機内モードをONにしてスマホを再起動し機内モードをOFFにします。外出時など急ぎで改善して欲しいときは、まずこの方法を行ってみてください。
この方法で一時的には改善するが繰り返し起こる場合は②以降を試してください

■[設定]>[ネットワークとインターネット(接続)]を開き、[機内モード]をONにしてスマホ[再起動]、起動したら機内モードをOFFに戻します。

②APNリセット

通信キャリアのAPN(アクセスポイント設定)をリセットして初期状態に戻します。
※サブブランド(ahamo、UQ mobile、povo、ワイモバイル、LINEMOなど)、他社製SIM、eSIMを利用している場合は、リセットする事でAPN設定をやり直さないといけない場合があります。契約中に通信キャリアに問い合わせてから行ってください。

■[設定]>[ネットワークとインターネット(接続)]>[SIM(モバイルネットワーク)]>[アクセスポイント名(APN)]を開き、右上の[︙]>[初期設定にリセット]をタップします。

③ネットワーク設定のリセット

リセットする事でネットワーク設定を初期状態に戻します。
ネットワーク設定のリセットとはWi-Fi、Bluetooth、モバイルネットワークを初期状態に戻します。下記の注意点を確認し行ってください。
・Wi-Fi接続もリセットされるので上記Wi-Fiの項目の「①接続設定をやり直す」再接続設定を行ってください。
・Bluetoothのペアリング設定も削除されるので再ペアリングが必要です。再ペアリング方法は以下のBluetoothの項目参照
・通信キャリア販売端末で他社のSIMやサブブランドを利用している場合はAPN設定が必要な場合があります。例 SoftBankで買ったスマホでahamo利用など

■[設定]>[システム]>[リセットオプション]>[Wi-Fi、モバイル、Bluetoothをリセット(ネットワーク設定をリセット)]>[設定をリセット]をタップします。
Galaxyの場合 [設定]>[一般管理]>[リセット]>[ネットワーク設定をリセット] 「ダウンロードされたeSIMを消去」はチェックが外れている事を確認してください。

④接続の自動調整をOFFにする

一部の5G対応機種には「接続の自動調整」という機能があります。この機能はモバイル通信を5G回線と4G回線を利用状況に応じて自動で使い分ける機能です。例えば高速な動画再生などは5G回線を利用し、SMSやメール送受信は4G回線を自動で切り替えてパフォーマンスやバッテリーの節約に貢献します。
都市部など安定した5Gエリアでは有効な機能ですが、まだ5Gエリアが整備されていない地域や場所では通信不安定の原因になるため機能をOFFにします。

■[設定]>[ネットワークとインターネット]>[接続の自動調整]をOFF

Wi-Fiテザリング

PCなどの外出時の通信手段としてWi-Fiテザリング機能を利用している場合に、OSバージョンアップ後に自動接続ができなくなるケースや接続し利用していると頻繁に切断される場合があります。
過去のバージョンアップでもよくあるトラブルなので以下を順に試してください。

①ネットワーク設定の削除→再設定

Windows11の画面で解説します。Macやカーナビ場合も同様にネットワーク設定を削除して再設定して試してください。

■画面右下の[ネットワークアイコン]>[スマホのネットワーク名]を右クリックし[削除]

■[スマホのネットワーク名]をクリックし[接続]>「ネットワークセキュリティキー」を入力し[次へ]で接続

○ネットワークセキュリティキーの確認方法

■[設定]>[ネットワークとインターネット(接続)]>[アクセスポイントとテザリング(テザリング)]>[Wi-Fiアクセスポイント(テザリング)]>[アクセスポイントのパスワード(パスワード)]の順で確認できます

②アクセスポイント名とパスワードの変更

Wi-Fiテザリングのアクセスポイント名とパスワードを変更する事で新しいネットワーク設定として接続します。

■[設定]>[ネットワークとインターネット(接続)]>[アクセスポイントとテザリング(テザリング)]>[Wi-Fiアクセスポイント(Wi-Fiテザリング)]を開き[アクセスポイント名]と[アクセスポイントのパスワード]を変更します。

変更後は新しいアクセスポイント名とパスワードで上記「①ネットワーク設定の削除→再設定」を行ってください。

③セキュリティの変更

現在販売されているほとんどのAndroidスマホでは、Wi-Fiテザリングのセキュリティは初期状態で「WPA2/WPA3-Personal」になっていますので「WPA2 Personal」に変更します。初期状態で「WPA2 Personal」の場合は変更不要です。

■[設定]>[ネットワークとインターネット(接続)]>[アクセスポイントとテザリング(テザリング)]>[Wi-Fiアクセスポイント(Wi-Fiテザリング)]を開き[セキュリティ]を変更します。

変更後は上記「①ネットワーク設定の削除→再設定」を行ってください。

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④互換性を拡張する(2.4 GHzのみを使用)をONまたはOFF

PixelやXpeiriaなど一部機種にはWi-Fiテザリング設定に「互換性を拡張する(2.4 GHzのみを使用)」の項目があり、速度優先か互換性優先かを選択する項目です。接続できない問題が起こっている状態でONの場合はOFFに、OFFの場合はONに変更して試します。
※「互換性を拡張する(2.4 GHzのみを使用)」をOFFにしても必ず5GHzで接続されるわけではありません。

■Wi-Fiアクセスポイントの使用(Wi-Fiテザリング)をOFFにする。

■「互換性を拡張する(2.4 GHzのみを使用)」ONまたはOFF変更後にWi-FiテザリングをONにし、上記「①ネットワーク設定の削除→再設定」を行ってください。

⑤ネットワーク設定のリセット

リセットする事でネットワーク設定を初期状態に戻します。
ネットワーク設定のリセットとはWi-Fi、Bluetooth、モバイルネットワークを初期状態に戻します。下記の注意点を確認し行ってください。
・Wi-Fi接続もリセットされるので上記Wi-Fiの項目の「①接続設定をやり直す」再接続設定を行ってください。
・Bluetoothのペアリング設定も削除されるので再ペアリングが必要です。再ペアリング方法は以下のBluetoothの項目参照
・通信キャリア販売端末で他社のSIMやサブブランドを利用している場合はAPN設定が必要な場合があります。例 SoftBankで買ったスマホでahamo利用など

■[設定]>[システム]>[リセットオプション]>[Wi-Fi、モバイル、Bluetoothをリセット(ネットワーク設定をリセット)]>[設定をリセット]をタップします。
Galaxyの場合 [設定]>[一般管理]>[リセット]>[ネットワーク設定をリセット] 「ダウンロードされたeSIMを消去」はチェックが外れている事を確認してください。

リセット後は上記「①ネットワーク設定の削除→再設定」を行ってください。

⑥VPNをOFFにする

VPNアプリを利用している場合は、VPNをOFFまたは無効にしてWi-Fiテザリングを接続確認してください。しかしお仕事などでVPN必要な場合もあると思うので、対策というよりは利用できない原因の切り分けとして試してください。
VPNなしで接続通信できるのであれば、Android13にバージョンアップした事で挙動変化や未対応の可能性があります。

Galaxyの場合

Galaxy端末の場合Wi-Fiテザリングの詳細設定で以下のように設定して「①ネットワーク設定の削除→再設定」を試して下さい。
■[設定]>[接続]>[テザリング]>[Wi-Fiテザリング設定]>[詳細設定]を開き
・省電力モード OFF
・Wi-Fiの共有 OFF
・管理フレームの保護 OFF
にします。

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接続しても通信が途切れる、または切断される場合

Wi-Fiテザリング接続し利用できるが、しばらくすると通信できなくなる場合や、勝手に切断される場合には上記①〜⑥に加えて以下を試してください。

「接続の自動調整」と「自動調整バッテリー」をOFFにする

※接続の自動調整の項目自体ない機種があります。

■[設定]>[ネットワークとインターネット]>[接続の自動調整]をOFFにする。[設定]>[バッテリー]>[アダプティブの設定]>[自動調整バッテリー]をOFFにします。

開発者向けオプションの「テザリング時のハードウェアアクセラレーション」をOFFにします。

「テザリング時のハードウェアアクセラレーション」はテザリング利用時の効率を上げる機能です。主にハイエンドSoC搭載端末で動作します。その動作が安定しない場合があるので開発者向けオプションでOFFにします。
※開発者向けオプションの表示方法は記事一番下の項目「共通」の「①開発者向けオプションを表示させる」を参照してください。

■[設定]>[システム]>[開発者向けオプション]>[テザリング時のハードウェアアクセラレーション]をOFFにします。

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Bluetooth

Bluetoothは接続はOSバージョンアップでトラブルが多い項目です。
イヤホン、カーナビ、スピーカー、スマートウォッチなど接続ができなくなったり、自動接続できなくなる場合は以下の対策を順に行ってください。

①再ペアリング

Bluetooth機器との接続設定をやり直します。必ず今のペアリング設定を解除してから行ってください。

■[設定]>[接続済みのデバイス(機器接続)]を開き保存済みデバイスの問題のあるBluetooth機器右側[歯車マーク]>[削除]をタップします。
Galaxyの場合[設定]>[接続]>[Bluetooth]

※カーナビなどの場合はBluetooth機器側のペアリング設定も解除してください。イヤホンやスピーカーの場合は必要ありません。

■Bluetooth機器側をペアリングモードにして再ペアリングします。
[設定]>[接続済みのデバイス(機器接続)]を開き[新しいデバイスとペア設定]>[接続したいBluetooth機器名]>[ペア設定する]をタップします。
Galaxyの場合[設定]>[接続]>[Bluetooth]

※スマートウォッチの場合は専用アプリからペア設定行ってください。

②機内モード

Bluetoothは設定でOFFにしても完全にはOFFにならず位置情報の精度を上げる「Bluetoothスキャン」機能が動いています。機内モードで完全にBluetooth機能をOFFにする事でBluetoothをリフレッシュできます。

■[設定]>[ネットワークとインターネット(接続)]を開き、[機内モード]をONにして1分ほど待ちます。その後OFFにして上記①再ペアリングを行ってください。

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③Bluetoothシステムアプリのストレージを消去(データの消去)

Bluetoothを動作させるシステムアプリを初期状態にリセットします。
※GooglePixel、GalaxyはBluetoothシステムアプリのストレージの消去(データの消去)、キャッシュを削除が行えないので、この項目は行えません。次に進んでください。

■[設定]>[アプリ(アプリと通知)]>[〇〇個のアプリをすべて表示]し右上の[︙]>[システムアプリを表示]の順に開き、「Bluetooth」探しタップします。[ストレージとキャッシュ(ストレージ)]>[ストレージを消去(データの消去)]をタップします。

■消去した後に①再ペアリングを行います。

④ネットワーク設定のリセット

リセットする事でネットワーク設定を初期状態に戻します。
ネットワーク設定のリセットとはWi-Fi、Bluetooth、モバイルネットワークを初期状態に戻します。下記の注意点を確認し行ってください。
・Wi-Fi接続もリセットされるので上記Wi-Fiの項目の「①接続設定をやり直す」再接続設定を行ってください。
・通信キャリア販売端末で他社のSIMやサブブランドを利用している場合はAPN設定が必要な場合があります。例 SoftBankで買ったスマホでahamo利用など

■[設定]>[システム]>[リセットオプション]>[Wi-Fi、モバイル、Bluetoothをリセット(ネットワーク設定をリセット)]>[設定をリセット]をタップします。
Galaxyの場合 [設定]>[一般管理]>[リセット]>[ネットワーク設定をリセット] 「ダウンロードされたeSIMを消去」はチェックが外れている事を確認してください。

設定をリセット後に①再ペアリングを行ってください。

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⑤Bluetooth機器側のリセット(イヤホン、スピーカーの場合)

Bluetooth機器側を初期状態にリセットして①再ペアリングしてください。
リセット方法は機器によって異なるので、取扱説明書やマニュアルを確認してください。

⑥AVRCPバージョンを下げる

AVRCPとは機器側から音量調節や再生停止などをコントロールなど行えるようにするBluetoothプロファイルの一つです。
OSバージョンアップによってAVRCPバージョンのデフォルト設定が変わり、接続の問題や音がでないなどの不具合が起こる可能性があります。そのため開発者向けオプションからAVRCPバージョンを下げて①再ペアリングを行います。
※開発者向けオプションの表示方法は記事一番下の項目「共通」の「①開発者向けオプションを表示させる」を参照してください。

■[設定]>[システム]>[開発者向けオプション]>[Bluetooth AVRCP バージョン]で「AVRCP1.4」にします。

■上記①再ペアリングをを行います。

音量が小さくなった

Bluetooth接続は問題ないいが、イヤホンやスピーカー、カーナビなどで明らかに音が小さい場合は、開発者向けオプションの「絶対音量を無効にする」をONにして①再ペアリング後に音量調節を行ってみてください。
絶対音量とはスマホ側の音量とBluetooth機器側の音量を統一して調節する機能です。「絶対音量を無効にする」をONにする事でスマホ側とBluetooth機器側で音量を独立して調節できるのでそれぞれで音量を上げて調節してください。
※開発者向けオプションの表示方法は記事一番下の項目「共通」の「①開発者向けオプションを表示させる」を参照してください。

■[設定]>[システム]>[開発者向けオプション]>[絶対音量を無効にする]をONにします。

■上記①再ペアリングをを行います。

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通知が届かない、表示されない

Android13にアップデート後にアプリの通知が届かなくなった、ステータスバーに表示されない、アイコンバッジが表示されないなどの場合は以下の設定を確認してください。
通知を含むアプリの権限はセキュリティ面からバージョンアップごとに厳しくなっています。OSバージョンアップ後にはよくあるトラブルの一つです。

アプリの通知権限を確認する

通知が届かないアプリの権限で通知が許可になっているかを確認する。

■ホーム画面でアプリをロングタップし[アプリ情報]>[通知]必要な通知をONにする

使用していないアプリを一時停止する をOFFにする

アプリ情報の「使用していないアプリを一時停止する」をOFFにする事で利用頻度が低いアプリでも通知が停止されないようにします。

■ホーム画面でアプリをロングタップし[アプリ情報]>[使用していないアプリを一時停止する]をOFF

Android Auto

Android Auto搭載ディスプレイオーディオでのOSバージョンアップによる「つながらない」「Googleアシスタントが使えなくなった」などトラブルの場合は以下を試してください。
・Android Auto(ワイヤレス)の場合は上記Bluetoothの項目の②機内モード③Bluetoothシステムアプリストレージの消去④ネットワーク設定のリセットを先に行ってください。

①再接続設定

今までの接続設定を削除して再設定する。

■USBケーブルは一旦外し[設定]>[接続済みのデバイス(機器接続の設定)]>[接続の設定]>[Android Auto]>[以前に接続された車]>右上の[︙]>[すべての車を消去]

■[設定]>[接続済みのデバイス(機器接続の設定)]>[接続の設定]>[Android Auto]>[+ 車と接続する]をタップし画面に沿って進めてください。
Android Auto(ワイヤレス)の場合は[ワイヤレス Android Auto を使用して接続する]で進みます

②Android Autoアプリのストレージを消去(データの消去)

Android Autoアプリのストレージを消去してアプリをリセットします。その後上記①再接続設定を行ってください。

■[設定]>[アプリ]>[〇〇個のアプリをすべて表示]>[Android Auto]>[ストレージとキャッシュ]>[ストレージの消去]

③Google Play 開発者サービスのストレージを消去(データの消去)

Google Play 開発者サービスはそれぞれのGoogle関連アプリの管理を行うアプリです。ストレージを消去してアプリをリセットします。その後上記①再接続設定を行ってください。

■[設定]>[アプリ]>[〇〇個のアプリをすべて表示]>[Google Play 開発者サービス]>[ストレージとキャッシュ]>[容量を管理]>[データをすべて消去]

④Google Assistantシステムアプリのストレージを消去(データの消去)

Googleアシスタントが車で反応しない場合はGoogle Assistantシステムアプリのストレージを消去を行って、スマホでGoogleアシスタントの再設定を行い試してください。

■[設定]>[アプリ(アプリと通知)]>[〇〇個のアプリをすべて表示]し右上の[︙]>[システムアプリを表示]の順に開き、「Google Assistant」探しタップします。[ストレージとキャッシュ(ストレージ)]>[ストレージを消去(データの消去)]をタップします。

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電池の消費が早くなった

Android13にバージョンアップ後、しばらくはそれぞれのアプリが新しいOSバージョンで動き始めるため、バッテリーの消費は多くなる場合が多いです。
またOS自体新しくなっているので、そもそも電池の消費を前バージョンと比較できません。

それでも異常に消費していると感じたら以下の方法で消費しているアプリを確認し対処してみてください。

バッテリー使用量の確認方法

設定で前回のフル充電以降からのアプリの使用状況が確認できます。フル充電から消費した状態で確認してください。(残量30%以下程度)

■[設定]>[バッテリー]>[バッテリーの使用量] Galaxyの場合 [設定]>[バッテリーとデバイスケア]>[バッテリー]>バッテリーの使用状況

バッテリーの消費量が多い順に表示されます。

バッテリーの使用量が異常に多いアプリがある場合

バッテリーの消費量が上位にあるアプリが必ずしも異常消費を起こしているとは限りません。例えばLINEやセキュリティアプリ、よく使うアプリは上位で問題ありません。またGoogle Play 開発者サービスは普段見ることはありませんが、各Google関連アプリを管理しているアプリなので上位になる事があります。

自分でインストールしたアプリで異常にバッテリー消費が多いアプリを特定した場合は、Playストアでその特定アプリの情報をを確認してください。
・「このアプリについて」を開き最終更新が古くないかを確認
・評価とレビューで同様のレビューがないか確認
アプリの更新が止まっていたり、同じ症状のレビューがある場合はAndroid13での不具合や未対応の可能性があるので、アプリのアンインストールを検討してください。

テレビ(TV)にミラーリングできなくなった

テレビに画面ミラーリングができなくなった場合は以下を試してください。

①機内モード

機内モードにしてネットワークや通信をリフレッシュします。

■[設定]>[ネットワークとインターネット(接続)]を開き、[機内モード]をONにしてOFFに戻します。

②ネットワーク設定のリセット

リセットする事でネットワーク設定を初期状態に戻します。
ネットワーク設定のリセットとはWi-Fi、Bluetooth、モバイルネットワークを初期状態に戻します。下記の注意点を確認し行ってください。
・Wi-Fi接続もリセットされるので上記Wi-Fiの項目の「①接続設定をやり直す」再接続設定を行ってください。
・Bluetoothのペアリング設定も削除されるので再ペアリングが必要です。再ペアリング方法は上記のBluetoothの項目参照
・通信キャリア販売端末で他社のSIMやサブブランドを利用している場合はAPN設定が必要な場合があります。例 SoftBankで買ったスマホでahamo利用など

■[設定]>[システム]>[リセットオプション]>[Wi-Fi、モバイル、Bluetoothをリセット(ネットワーク設定をリセット)]>[設定をリセット]をタップします。
Galaxyの場合 [設定]>[一般管理]>[リセット]>[ネットワーク設定をリセット] 「ダウンロードされたeSIMを消去」はチェックが外れている事を確認してください。

③システムアプリのストレージの消去

■[設定]>[アプリ(アプリと通知)]>[〇〇個のアプリをすべて表示]し右上の[︙]>[システムアプリを表示]>「※」>[ストレージとキャッシュ(ストレージ)]>[ストレージを消去(データの消去)]をタップします。

※ミラーリングシステムアプリの名前はメーカーにより異なります
・スクリーンミラーリング
・SmartView
・ワイヤレス出力

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機種別 アプリ別の不具合、修正、改善情報

Pixel(Google)

2022年9月 Pixelアップデート→Google Pixel Update – September 2022
2022年10月 Pixelアップデート→Google Pixel Update – October 2022
2022年11月 Pixelアップデート→Google Pixel Update – November 2022
2022年12月 Pixelアップデート→Google Pixel Update – December 2022
2023年1月 Pixelアップデート→Google Pixel Update – January 2023
2023年2月 Pixelアップデート→Google Pixel Update – February 2023
2023年3月 Pixelアップデート→Google Pixel Update – March 2023
2023年4月 Pixelアップデート→Google Pixel Update – April 2023
2023年5月 Pixelアップデート→Google Pixel Update – May 2023

Xperia(SONY)

【症状①】 -発生機種:Xperia 1 IV/Xperia 5 IV
音声通話中に音声途切れ、雑音、音声の質が悪くなった、通話中に突然切断など音声通話(電話)に関する問題が多いです。主にドコモ版のXperia 1 IV SO-51C、Xperia 5 IV SO-54C、ソフトバンク版のXperia 1 IVXperia 5 IVで多く確認されています。
ソフトウェアアップデート待ち

➡︎ソフトウェアアップデートで修正(ドコモ 2023年02月16日、ソフトバンク アップデート2023年02月20日)
ドコモ SO-51C – Xperia 1 IV SO-51Cのソフトウェアアップデート情報
ドコモ SO-54C – Xperia 5 IV SO-54Cのソフトウェアアップデート情報
ソフトバンクXperia 1 IV – Xperia 1 Ⅳをご利用中のお客さまへ
ソフトバンクXperia 5 IV – Xperia 5 Ⅳをご利用中のお客さまへ

【症状②】
Android13OSバージョンアップ後にメディア音声が大きくなる。
<対策、回避方法>
[設定]>[音設定]>[オーディオ設定]>[Dolby Atmos ]をOFFにする

【症状③】
バックグラウンドで起動中のアプリが勝手に終了する。例→ゲームプレイ中にLINEを確認し、ゲームに戻るとタスク終了しており、初期画面起動になる。セキュリティアプリがバックグラウンド動作していない

➡︎ソフトウェアアップデートで修正(ドコモ 2023年02月16日)
SO-54C – Xperia 5 IV SO-54Cのソフトウェアアップデート情報

【症状④】
Wi-Fiテザリング、USBテザリングがAndroid13バージョンアップ後通信できない。
<対策、回避方法>
上記Wi-Fiテザリングの対策を行ってください。
Xperiaの場合は、開発者向けオプションの「テザリング時のハードウェアアクセラレーション」をOFFで改善する可能性が高いです。

【症状⑤】
画面下のナビゲーションバーのタスクボタンが反応しなくなる。
<対策、回避方法>
ソフトウェア更新で対策されることを待つしかありません

Galaxy(Samsung)

AQUOS(SHARP)

【症状①】-発生機種:AQUOS sense7、AQUOS wish2、AQUOS R6
Android13OSバージョンアップ後にWi-Fiテザリングで接続できるが通信できない。
<対策、回避方法>
Twitterやクチコミでも報告多く、上記Wi-Fiテザリング項目の内容を行っても改善しない可能性が高いので、ソフトウェアアップデートで修正されるのを待った方がいいと思われます(2023年5月1日時点で改善バージョンは提供なし)

アプリ

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共通

①開発者向けオプションを表示させる

開発者向けオプションは通常利用時表示されていません。項目を表示させるには以下の操作を行ってください。

■[設定]>[デバイス情報]>[ビルド番号]を連続で7回タップ
Galaxyの場合 [設定]>[端末情報]>[ソフトウェア情報]>[ビルド番号]を連続7回タップ

■[設定]>[システム]>[開発者向けオプション]が表示されます。
Galaxyの場合 [設定]の項目一番下に表示されます

 

 

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