iPhone11発売以降に提供されているiOS13ですがいくつかのトラブルが報告されています。今回は特に通信系は多い気がしますが、モバイルデータ通信が途切れるトラブルはiOS13.2.2以降のアップデートで対策されているようなのでソフトウェア・アップデートを早くしておいた方がいいと思います。
さて今回はそんな通信系のトラブルでインターネット共有(テザリング)機能が「接続できない」または「接続できていたが自動接続できなくなった」などのトラブルについて発生している症状別に対策を紹介していきます。
発生している症状
PCなどにSSIDが表示されない
Wi-Fiテザリングで、iPhone(テザリング親機側)はインターネット共有(ほかの人の接続を許可)をONにしているのに、PCやカーナビなど(子機側)にiPhoneのSSID(Wi-Fi)が検出されない。PCには他のWi-FiのSSIDは表示され検出している。
この場合、他のSSIDを検出しているのでPC側のWi-Fiには問題がないと考えます。もちろんPC側の問題もゼロではないですが、今回はiPhoneに問題がある場合について対処法を紹介します。
Wi-Fiテザリング接続時に毎回パスワード入力を求められる
PCやカーナビ(子機側)に以前接続設定していたにも関わらず自動接続されずパスワードの入力が求められる。その都度パスワードを入力すれば接続できる。
自動接続されない
上記パスワード入力求められる症状に似ていますが、この場合はWi-Fiテザリング接続設定を行っていたにも関わらず、iPhoneのインターネット共有(ほかの人の接続を許可)をONにしても何も反応なく接続されない。
対処法
①コントロールセンターからインターネット共有をONにする
普段iPhoneの[設定]から[インターネット共有]を開き[ほかの人の接続を許可]をONにしている場合には、コントロールセンターからインターネット共有をONにする。
■コントロールセンターの[通信部分]をロングタップします。
■[インターネット共有]をタップし、検出可能となっていることを確認します。
②機内モードをONOFFする
iPhoneの機内モードONにして1分間待ちます。その後機内モードを解除して再度インターネット共有から[ほかの人の接続を許可]をONにします。PC側も念のためWi-Fi機能をOFFにしてONにします。
SSIDが表示されるか確認してください。
③iPhoneの名前を変更する
Wi-FiテザリングのSSIDはiPhoneの名前が利用されているので変更します。その際に名前の中に日本語が入っている場合は英字のみの名前に変更します。
例えば「佐藤のiPhone」と名前になっていれば「SatoiPhone」などに変更します。
または名前の変更を行った後はWi-Fiテザリング設定をやり直さないといけないので、PCやカーナビ側のネットワーク設定を削除する必要があります。
■iPhoneの[設定]>[一般]>[情報]を開き、[名前]をタップし名前を入力変更します。
PCのネットワーク設定を削除します。Windows10の場合で解説します。
■左下[スタートボタン]>[設定]>[ネットワークとインターネット]を開き左項目の[Wi-Fi]をクリックします。
■[既知のネットワークの管理]を開きます。
■以前の名前のSSIDをクリックし[削除]をクリック
再度Wi-Fiテザリング接続設定を行います。
④再設定を行う
PCやカーナビの接続設定を削除し再設定する。OSのバージョンが変わるとiOSだけではなくAndroidなどでも接続できなくなる場合は多くあります。
特にカーナビの場合に多いですが、カーナビ側からするとOSがバージョンアップされた端末は以前とは違う機器と認識され自動で接続できなくなる機種もあります。
そのためカーナビ側の接続設定を削除しWi-Fiテザリングの接続設定をやり直します。
まとめ
iPhone iOS13でインターネット共有のトラブルの対処法について紹介しました。今回はiOS13に起因する場合のみの対処法のため、基本的な対処法は省いています。
今後のアップデートでiOS13の通信関連が改善される可能性は高いと思いますので、ソフトウェア・アップデートはまめに確認し行ってください。