Android12以降のスマホでLINEアプリを開いた際に「バッテリーの使用量の設定を制限なしに変更しますか?」とポップアップ表示されるようになりました。(2023年1月のAndroid版アップデート以降)
表示された内容を確認しても「バックグラウンド」や「常時実行」など見慣れない表現で、どうしていいかわからない方も多いと思います。
この記事では表示の意味や内容、対処法とアプリのバックグラウンドでの常時実行を許可しないとどうなる?などを解説していきます。
表示されるポップアップ
LINEアプリを開くと以下のようなポップアップが表示されます。
閉じるを押すと利用できますが、再度LINEアプリを開いたときにまた表示されます。
ポップアップの内容
「バッテリーの使用量の設定を制限なしに変更しますか?」の意味は、Androidスマホにはアプリのバッテリーの使用量をそれぞれ制御する機能があり、Android12以降ではより細かく「制限なし」「最適化」「制限」の3種類設定できるようになっています。
通常は特に設定を意識する事なく各アプリを利用できるのですが、LINEアプリはアプリ起動時以外(バックグラウンド)も着信やメッセージ受信待機のために動作する必要があります。
デフォルト(初期値)では「最適化」になっており、そのままでは今までの利用状況に応じて制限される場合があるので「制限なし」に変更する事を勧めてくれています。
おすすめの設定
メッセージを受信した場合に通知されない可能性があるので、おすすめは「アプリのバックグラウンドでの常時実行」を「許可」または「アプリのバッテリー使用量」を「制限なし」に設定することです。
ポップアップ表示がされている場合
■表示されたポップアップの[変更する]をタップし、次に表示される「アプリのバックグラウンドでの常時実行を許可しますか?」で[許可]をタップします。
ポップアップが出ていない場合
すでに「次回から表示しない」にチェックして「閉じる」をタップしている場合にはアプリ起動時にポップアップが出てきません。
その場合は以下の方法で設定を変更できます。
■ホーム画面でLINEアプリアイコンをロングタップし表示された項目の中から[インフォメーションマーク]または[アプリ情報]をタップします。
■アプリ情報設定画面で[アプリのバッテリー使用量]または[バッテリー]をタップし、次の画面で[制限なし]を選択します。
アプリのバックグラウンドでの常時実行を許可しないとどうなる?
アプリのバックグラウンドでの常時実行を「許可しない」場合やアプリのバッテリー使用量の設定を「制限」や「最適化」にした場合は、LINEアプリの通知が届かない可能性があります。
LINEアプリの特性上「制限しない」設定が最適です。LINEアプリ以外でもバックグラウンドで動作が必要になるアプリ(セキュリティアプリなど)はアプリ画面上で「許可」するようにお知らせされる場合が多いです。Android12以降のスマホではアプリの初回起動時に様々な「許可」を求められることが多いと思いますが、不安で「許可しない」などにしてる場合はアプリが期待する動作をしていない可能性があります。
制限なしに設定したらバッテリーの消費量は増加する?
バッテリー使用量の設定を「最適化」から「制限なし」に設定した場合は、バッテリー消費は増加する可能性があります。
「最適化」の設定は使用状況に応じてバッテリー使用量の制限を行っているので、普段からLINEを頻繁に利用している場合は「制限なし」に変更してもバッテリー消費量は変わらないでしょう。
LINEアプリの利用頻度が低い場合は「制限なし」に変更する事でバッテリー消費に増える可能性が高いです。